2×4住宅の特徴とは?
日本では、柱や梁といった“線”で家の骨組みをつくってから、壁や天井をつくっていく軸組工法が主流でした。それに対し、2×4工法では床・壁・天井がはじめから“面”としてつくられその面で6面体をつくるように家をカタチづくります。どの面も他の面によって相互に支えられているので、地震や台風などの外からかかる力を分散させます。だから地震に強いのです。
家の床下全体に鉄筋コンクリートを打ち、面全体で建物を支えるベタ基礎工法です。地震などで地盤に衝撃がおきても、鉄筋コンクリート全面でその衝撃を受け止める工法です。
阪神・淡路大震災、新潟県中越地震、東日本大震災の3つの大震災において津波による被害を除くと97%以上もの住宅が当面の補修なしでも居住に支障はないと判断されました。
2×4住宅の屋根は強風に対して、優れた強度を備えています。台風以上に強烈なハリケーンが襲う北米で生まれただけに、強風に備える独自のアイデアが採用されているのです。その一つが「ハリケーンタイ」と呼ばれる、あおり止め金具です。この金物の1個当たりの許容耐力は、じつに2,303Nもあります(風速70mの時に金物1個当たりにかかる力は1,666N)。ハリケーンタイは屋根のたる木と外壁をがっちりと連結し、強風にあおられても屋根が吹き飛ばされないようにします。 最近では、ツーバイフォー住宅だけでなく、軸組工法住宅にもこのハリケーンタイが使われるようになっています。また、多雪地の軒先の雪庇対策としても有効な金物です。それにより、台風などの強風による屋根の吹き上げを防ぎます。
薬品を構造耐力上主要な部分である柱や筋かい・土台・外壁下地部など地面から1m以内の部分に、また浴室は床組・壁・天井の下地などに塗布や吹き付けをして防蟻・防腐処理を行います。このようにして家をシロアリなどから防ぎます。
腐ることなく住まいの耐久性を向上させます。床の下に通っている大引(おおびき)を支える樹脂製もしくは鉄製の束(つか)です。コンクリートと木材がじかに触れないため住宅の耐久性に貢献します。
夏の炎天下で小屋裏の温度は50~60℃以上まで上昇します。木材の必要な水分までも乾燥し、木の耐久性が悪くなります。また、冬の小屋裏は室温と外気温の温度差で水分が小屋裏内部で結露しカビの発生や腐朽の原因となります。
炎にふれると約25分もの間、水蒸気を放出し続ける石こうボードを壁・天井に使用し、外壁材との間には防火性能の高い断熱材で炎の侵入を防ぎます。
また万が一侵入しても2×4特有の火の通り道を遮断するファイアーストップ構造により火から家を守ります。このような耐火性は公庫融資基準では木造ながら省令準耐火構造として優遇されています。
火の通り道となる床や壁の内側において、枠組材などがファイヤーストップ材となって空気の流れを遮断し、上階へ火が燃え広がるのをくい止めます。また床根太、枠組材などが一定間隔で組まれている床や壁の内部構造は、防火区画がいくつもつくられているのと同じ状態です。この一つひとつの区画によって火の進行はさらに遅くなります。
気密性と断熱性が高いと、家の外側の寒さや熱さに影響を受けにくくなるとともに、内部の熱や冷気を逃がしにくくし、少ないエネルギーで冷暖房が可能です。
2×4の省エネ性を高めているもう一つの理由は、木材がきわめて熱を伝えにくく、鉄の約350倍、コンクリートの約10倍もの断熱性を持っていることにあります。
壁を構造体としている為、すき間が少ないうえ天井・壁に入る断熱材は公庫基準を上回る天井100㎜・壁50㎜・床には押出法ポリスチレンフォーム保温版3種(E種)30㎜を使用し、居室の窓は断熱効果の高いペアガラスです。
2・3階の床は遮音性能に優れた断熱材+吊天井方式を採用。
オプションとして遮音性能のある床大将(住宅金融公庫の特定材料のALCパネル)を使用した方法があります。一般木造住宅では、歩行音や子供が飛び跳ねたりする重量衝撃音(LH値)は通常L-75等級程度です。しかし、「床大将」を床に複合させることで、L-65等級程度と約10dBも音を低減させることが可能となります。通常騒音レベルで10dB違うと2倍の音として感じるといわれています。
2×4住宅説明画像 出典:一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会
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根本建設は住宅保証機構に登録しており、新築住宅のお引渡しから10年間、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分に雨漏りや住宅の傾き等の瑕疵(欠陥)が発見された場合、無料で補修します。補修費用等はまもりすまい保険がサポートしています。